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好きなもののことだけを好きなだけ語りたい。その一心です。

「嘘喰い」14巻

 

 

 

嘘喰い 14 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 14 (ヤングジャンプコミックス)

 

 

 

14巻と15巻同時発売で、表紙を並べると繋がってます。過去と現在の貘さんで戦っているのかな?

 

 

 

せーいちさーん

のこの回想…本当にだまされた!!!全然気がつかなかった!!だけど、ちゃんとここまでに箕輪勢一って出てきてるんですよねぇー…名前が。でも多分みんな天真のことだと思っていたと思う。なんでだろう!?不思議。

箕輪も辛い過去を持っていたのだなと思うと…なんか胸がつまる。過去というか、現在に至るまでなんだろうけど。でも親の愛に恵まれなかったとか、親からなんらかの圧力をかけられていたとか、親が何かのトラウマになってるとか、そういう人物が嘘喰いは多いので、すごく考えさせられるなーと思います。

 

…てえ……  …てえ  い…てえ…

いてえ  いてえ…

もわからなかったよ…いやまさか、そんな意味だとは思いもしないじゃない。恐ろしい。

もし  神がいたとしても  あれを蘇生するのは不可能だ…

 

貘さんと遭遇したとき、箕輪が吐き出したのは…多分、目玉かな、と思いますが、それを見たときの貘さんの心中やいかに。おそらく箕輪は天真に復讐して殺すかもとは考えてモールスで箕輪に罠のことを教えたと思いますが、まさか喰うとまでは想定してなかったかなー。でも天真に迫る箕輪はなんだかすごく切なく見えるんですよね。

 

貘さんとのポイント勝負。

門倉雄大

立ち会わせていただきます

これ門倉さんがかっこつけたいだけだよね!!かっこいいよ!!うん!!

そしてもう完全に【人間ではないもの】になってます、箕輪。貘さんの背後では、マルコの幻影が「やれるものならやってみろっ」と言っている。マルコかっこいいよ( ;  ; )

 

ポイント勝負は、箕輪は天真との勝負で10MP消費していた為、全部ぶっこんで3MP。貘さんは10MP所持していて、箕輪のポイント数を知らないはずだから全部使うと門倉さんは読んだが…実際は、4MP使用…!またも1MP差での勝利。

この期に及んで全MP使用しないなど もはや常人ではない

奴の本性はイカレたギャンブル狂だ

嘘喰い  こいつは破滅する

と門倉さん。

 

勝ったのは貘さんだが、手を出そうとしてきたのは箕輪だった。門倉さんは貘さんを守り箕輪の拳を止めるがその力に慄いた。そしてそして門倉さんの一番カッコイイ場面!!

箕輪様  悪質なルール違反によりあなたを…

粛清します

もうかっこつけてるもん〜 門倉さん〜 つーか雄大クン〜 かっこつけてる〜 まぁかっこいいんだけど。

 

すでにマルコとの戦いで満身創痍な箕輪、門倉さんはあと一撃で仕留められると踏んでいた。その時、門倉さんの視線の先には貘さんが…。

顔を右手で覆い、ワイシャツの袖で何かを隠して… 何かを聴いている…?

それに気がついた時、門倉さんに一瞬の隙が生まれて、箕輪の拳が頭に突き刺さる。もう絶対致命傷だよこれ…って…。絵面が怖い。ここだけホラー漫画だよ…。そりゃ部下も「雄大クン!!」って呼ぶよ…。

 

その後箕輪にとどめをさす時の

何を  しよるんか

そりゃあ  ワシに

売っとるんか

がカッコイイ…でも悲しい…こんなに悲しいかっこよさって…。死なないで雄大クン…。

 

しかし貘さんの武器、携帯電話でしたが、前巻では録音機能を使用していました。それだけではなかった。貘さんのトリック。それは盗聴器だった。

天真に殴られた後、トイレで賭郎の黒服とワイシャツをとっかえっこした貘さん。天真はそれを「衣服に触れさせない=攻撃させない為の言い訳」だと思っていましたが、実はそれはフェイクで、貘さんは自分のワイシャツに盗聴器を仕込んで賭郎の黒服に着せていた。それを携帯電話で聞いていたんですね。

携帯電話をゲットしてからのポイント勝負はさっきの箕輪戦と、その前の天真戦。どちらも1MP差での勝利だったが、それは必然だったのでした。

いや〜〜〜、ここでこんなにも王道なトリックが出るとは!!予想外でした。

また貘さんの言葉巧みな操り方もすごく興味深い。賭郎の黒服にポイント使用数を申告する時、相手のポイント数を知ってそれを上回るために、ポイントの数を復唱させるように操った。

違うよー  ちゃんと聞いてよ

あーまたちょっと迷ってきたじゃない  後回しにできる?

これってすごく自然なやりとりですもんねー。そして確かに復唱しなきゃなと思うし、天真から先に聞こうと思う。私が黒服でも完全に貘さんの手のひらの上で転がされると思う。

 

門倉さん曰く、貘さんは

破滅を飼い馴らし

破滅を撒き散らす  悪魔

だそうです。プシューッと血を吹き出しながら。そしてそれでも勝者を告げてゲームを自ら終わらせる、立会人としてのプロ根性。門倉さん…カッコイイです…!

立会人!立会人!と門倉さんが部下に囲まれている間、黙って部屋を後にする貘さんの、後ろ髪だけがうつる描写が、とても映像的で映画を見てるみたい。嘘喰いってけっこう映像がそのままイメージできる描写があるところが好きです。作者は映画が好きかな、と想像しています。

 

終了後、駐車場で。マルコ死んだかと思ったよ。本当に…もう!心配させて!マルコ!!可愛いマルコが現れた時はもー、あれこんなにマルコってかっこよかったかしらと思ったし、歯が欠けつつ笑うマルコ可愛すぎ!と思ったし…何よりここ暫くずーっとずーっと険しい表情ばかりしていた貘さんが微笑むところが見られて!!良かったです!!

おっさんさ  あんた  嘘つきだね

 

 

エピローグ。ユッキー…。目を覚ました時髪の毛が伸びているし(巨乳の)看護師さんが驚くさまから、そこそこ時間が過ぎているんでしょうね。そこそこの時間が過ぎていても、その間も度々病室を訪れていたお友達…。絵が飾られていますが、これはマルコが描いたのかな。可愛い絵。涙を流すユッキーのコマ、端正な顔だな〜と思います。美形だねユッキー。

貘さんオールバックだけど、もしかしてこれは大勝負の日?桜が舞っているから季節は春だし、もしかしたら再度の屋形越えも4月9日でこれはその日…だったりしないかな。

 

 

百鬼夜行。伽羅さんが本当に子供でかわいすぎるのですが!

気を遣って断れぬままお前のコーヒーを飲み続けて

ノイローゼになった立会人は俺の知るだけでも両手じゃ足りないぞ

お前はそのコーヒーで

賭郎を潰すつもりかぁ!?

伽羅さん…。ギャハハハとか笑ってるし。かわいすぎる。かわいすぎる!!密かに梶くんには「いいんすよほっとけば…あんなの」ってあんなの呼ばわりされてるし。

 

第148話の扉、梶くんソロ。カッコイイじゃない!パーカーにコートもイイ。

お話はいきなり伽羅さんと夜行さんの珈琲勝負。2人で珈琲の味を競って、負けた方は勝った方の言うことをなんでも聞くそうです。

年をとると奉仕の心に目覚めるのか?

伽羅さんの皮肉は気が利いてて大好き!

カールさんがジャッジを務めるものの、、、どっちもまずい!

こんな珈琲を出しておきながらどうしてそんな誇らしげな

佇まいで私を見つめる事が出来るのです?  

 

梶くん、珈琲差し出すところなんてイケメンに見えるじゃない…どうしたんだろ。しかも伽羅さんのカップに細工をしてまずくさせ、自分の珈琲を勝たせるとは。策士。負けた2人は梶くんの言うことを聞かなければなりません。伽羅さんムカついてます!!顎砕かないで〜!!

よしっ  やめました!!

これで聞いたぞ…言う事を

………これでおしまいっ

もう本当子供。伽羅さんかわいすぎる!!その後もイライラする伽羅さん、顔がめちゃくちゃ怖い。

 

梶くんの企み、自分が被せられる予定の事件を起こした真犯人を追い込む作戦。カールさんを巻き込み…ひいては伽羅さんも巻き込んで。策士じゃーん梶ちゃん!でもちょっとツメが甘くて

僕…  調子に乗ってました

みたいなことになっちゃうけど。

 

郁斗、どう見てもフクシくんです。でも彼よりキモいね。というかクズだね。どう考えても好きになるキャラクターじゃあないね。ベスト着てるとこがもう坊ちゃんだね。良いもん食ってんだねという感じの体型だね。もー、本当にこういうドラ息子って感じ。リアル。喋り方もムカつく感じですごいリアル。

 

蘭子姐さんの洋装が素敵!ミニスカートですよ!髪もおろしたらこんなに長いんだ〜。ゴージャスですね〜。でも普通わざわざ服装や髪型で強い印象与えてるキャラクターを、ガラッと見た目変えて描こうなんて思わないよね。変えてもちゃんと蘭子さんだと分かるということは、描き分け方が単に髪や服に頼ってないってことでしょう。凄いなーと思います。

 

梶くんのハラハラブラフ。貘さんと違っていつ失敗するかもしれないからすごいドキドキする。余裕ありげな感じで進めてますが…読んでる方がハラハラしっぱなし。カールさんを偽立会人(弍拾號って結構良い號数名乗ったな)に仕立てて、偽賭郎勝負。

ハメればいいんです  イカサマで

の梶ちゃんなかなかに悪い顔してて貘さんみたいじゃないの〜。貘さんイカサマはあんまりしないけど〜。

 

郁斗の過去。やっぱりクズだった。殺したのは担任の先生だったんだね。本当にクズだね。でも先生もさ、見た目のことそんなにグサっと言う事無いじゃん?って思ったけど。郁斗のためを思ってっていうのは分かるんだけど、なんか、無神経な感じ。。。あんまり良い先生じゃないかも。殺される理由にはなりませんが。

 

どうでもいいけど回想の梶くんの部屋すごいきれいな良い部屋ですね。たびたび回想で住んでたマンションかな?ってとこが出てるけど、結構良いマンションよねぇ…。テーブルとかラグとか洒落てるし。ウッドブラインドだし。バスケのユニフォーム的なのが掛けてあるから梶くんバスケ部だったのかな?陸上部かな?でも11番ってあるしやっぱりバスケかな?

 

ゲームは全てのカードがオープンした状態で好きな組み合わせを作るポーカー。なるほど〜と思った。確かに先攻であれば負けないね。

ここにお前の求めているカードは無い

弾の入ってない銃を持って

戦場に立て  そして地獄に堕ちろ

お前に  カップラーメンを食う資格は無い

梶ちゃんの怒りはまさに正義の心だなぁ。梶ちゃんは本当いい意味で普通の感性を持っていて、安心する。嘘喰いでの数少ない常識人…。

 

 

 

おまけ。異形賭博者  嘘喰い。の続き。

 

嘘喰いがムチで打たれてる…!打たれてる時は上半身裸にされてるんだけど、終わったら着させてもらえたようで、でもシャツとか乱れまくってる格好ではぁはぁはぁと息を乱している感じがすごい良い…。セクシーです。しかし鞭ってそんなに凄いのね…確かに拷問器具だもんね…。

今の貘さんに通ずるブラフを経て、嘘喰い開始。

クッ ククッ  なるほどたいしたもんですな

(口調はなんかちょっと今とは違うけど。)

ただの頭のネジの外れたS女かと思ってましたが  どうしてどうして

フフ  そうやって随分男を泣かせて来たんでしょうな〜〜

 

やっぱり嘘喰いカッコイイです。