「嘘喰い」10巻
チェックのスーツで忍び寄る貘さん。人間じゃないな。
表紙めくって1頁目の貘さんがカッコイイ!
雪井出の幼少期のお話から。またこういう悲しい背景を描きますね〜…荒木飛呂彦イズムを感じますね…。もうこんなの見せられたら雪井出のこと嫌いになれないよー。
雪井出父は過去に今の薫くんと同じ仕事をしていた。それが正しいと思っていたから、秩序を守るためにやっていた。その為に自分の妻を身代わりにすることも喜んでやった。秩序の為だから。
この男は…
混沌そのもの… 僕の秩序を侵略する敵だ
のコマの貘さんがとてもかっこいい。すごく普通な男に見えるのに、すっごく悪い顔をする。
またお屋形様のゴルフ。お屋形様も棟耶さんも腕が立つようで。お屋形様、動いてるボールにボール当てるのすごすぎる。棟耶さんの「ムウ…」が可愛いし。お屋形様も気が抜けてて可愛い。
え〜〜? やめてなんて言ってたっけー…
覚えてないなぁ〜〜 …ごめん
君がそう言うのだから言ったのだろうけど
どうも忘れちゃったみたいだ…
まっ 物忘れが激しい僕に免じて許してよ…
お屋形様は物を忘れながら生きている?
過去 それは安っぽい本と同じだ
読んだらまた捨て置けばいいんだよ
ラビリンス3戦目。この辺りの意図は読み終わってからわかるのですごい爽快感。そういうことかあーーーーーが気持ち良い。
門倉さんの「クク… これだから立会人は辞められん…」に門倉さんの性格が表れていて最高です。
そして雪井出の迷宮のネタ明かし…。どうやって相手の迷宮を知ることができるのか、対貘さんの1戦目でなぜ雪井出は負けたのか。。
そして3戦目、「君に返すよ 屋形越えの思い出」と言いつつゴールする!と思われた雪井出が壁にぶつかる。ありり?なぜ?見てるのに。そこ以外は壁で覆われているはずなのに。出口がない?
幼少期の薫くんを置いて説明させるっていう描写は素晴らしいですね。映像で見たい。
貘さんのターンになったら、さっき雪井出がぶつかったはずの道を(貘さんの迷宮がそのまま反転している)通り抜ける…なぜ!?
何かスイスイ行けちゃいそうな気がするねぇー
まあ… 最初から
こんなねじ曲がり腐った迷宮に 迷うはずも無いか
貘さんが行った『迷宮の偽造』の手口が明らかに。まずこの転写紙を知らないので消しゴムでそんな事ができるんだーっていうのは驚くのみなんですけど。すごいと思うのは、そこに行き着くまでの貘さんの行動。取り乱してイカサマを疑うフリをして雪井出の手元を探り、転写紙を1枚抜き取っていた。という点。すごすぎ。抜き取っていたんだ、のコマがかっこよすぎ。「カモなどでは無いのだから」のコマまできたらもうかっこいい通り越して恐ろしくなる!
負けた雪井出は約束通りにこの迷宮ギャンブルの黒幕を明かし、命の取り立てを受けるのですが…。門倉さんの手… ヤバイ。血管が。ビキビキだし。しかも殺害方法が、手刀!?マジで!?一瞬で送って下さる!?かなりの手練れ感が…。
ユッキーは死んでるようなもんじゃねぇ?
嗜眠性脳炎が再発して再び生きながら死んでいる者になってしまった雪井出を見て貘さんは言います。それに対しての門倉さん
この門倉雄大 そのような解釈…
……… 嫌いではありません
もーこの一言でかなり読者の門倉さんへの好感度が上がったと思う!!
そして暴のターンへ。
最初マルコがマルコだってわかんなかったよ。誰だコイツと思ったよ。箕輪も登場。箕輪カッコイイですね〜…。こういうオジサンいるもん。渋いもん。ヤバイ目をしてるけど。その後ろから出てくるのが雪井出の言っていた、迷宮ギャンブルの黒幕の一人。こいつは本当クズ。箕輪は好きだけどこいつは本当に嫌いなまま終わったな。マルコのメガネは可愛い。マルコは可愛い本当可愛い。
貘さん「ヒョロヒョロの蚊蜻蛉」って言われてる…。確かにすごいヒョロヒョロして見えるー。胸板なさそうだもん。
門倉さん箕輪に「不謹慎な顔だね」って言われてて笑った。不謹慎って自分でしか言ってないのに箕輪にも不謹慎な表情に見えるんだ!っていう。
久しぶりに梶くんのターン。怯えてますが。もう実はアリバイは貘さんが取り返してくれてるんだけどね。この時点で。
絆創膏にGPSが付けられていると気付いた梶くん。冴えてるじゃーん!でもすぐ調子に乗るから伽羅さんに
死ね負け犬 イラつくザコ… キモいんだよ
などと罵倒されつつ蹴られてしまうのね…。伽羅さんどんだけ梶くん嫌いなの!伽羅さんの蹴り痛そう!伽羅さんから見ても梶くんキモいんだ!
マルコパニックが可愛い。
そ…そう… 貘兄ちゃんも… 悪者の部類… でも悪者にも色々あって…
もじもじするマルコの後ろでガーンってしてる貘さんも可愛い。
まーまーいーよマー君
俺は悪者だけどさ… 大丈夫
やっぱり悪者かぁ。