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好きなもののことだけを好きなだけ語りたい。その一心です。

「嘘喰い」13巻

 

 

 

嘘喰い 13 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 13 (ヤングジャンプコミックス)

 

 

 

着ている物がジャージなところを見るとこれは昔の貘さんかな。ちょっとライアーゲームの人っぽい。

1ページ目は一気にオトナの貘さん♡ かっこいい…。青いシャツにグレーのジャケットってとこでしょうか。はぁ〜、アダルト…。色気出まくってます!!

 

 

南方が排水した水と酸素の関係によって、貘さんの入った部屋はかなりの酸素不足状態であったらしい。

酸素濃度が11%前後に低下した空気は 

目眩・吐き気  筋力低下を引き起こし…

やがて…  死へと誘う無色・透明な  猛毒と化す

 

 

この罠のことは南方から天真に伝わっていたが、罠がある事だけで部屋の位置までは伝えていなかった。つまり天真も罠にかかる可能性もあったとのこと。

俺は天真に従う犬などではない

奴に…  この俺が利用すべきほどの価値があるか…

無作為に仕掛けた天災… どう転ぶかわからんこの死の罠を…

己が懐に引き込む強運を天真という人間が持ち合わせているか否か

俺の踏み台としての力量を査定した

それだけの話だ

門倉さんには南方のこの主張は受け入れられなかったようです。もう方言丸出し!門倉さんのガラの悪さが!出た!

回想の2人も、Go to hellポーズとFxxkポーズと、もう!悪!若い!

 

 

昔、門倉さんと南方は一戦交えていた。初対面で。そして門倉さんは敗北の味を知った。「俺はこの街から消えるよ」と言いながら…

俺が街から消え……  その後に身を置こうとしている所…  そこは

常に完璧の傍らに立つ事を責務とし自らに課さねばならない

己が過失が即  死に繋がる異様な世界…

優れたエージェントで形成された組織だ

ここのお屋形様は撻器さんかな。能輪さんがセンターなのは、もしかして門倉さんは能輪さんにスカウトされたのかな?

賭郎入りを決心していた門倉さんは、その前に敗北の味を知っておきたかった。その先は勝ち続けなければならないから。そんな話をする間どんどんトサカが出来上がってゆく!!携帯ドライヤーとか電池の消耗激しそう!!

強かったよ 南方…

たった今の…  今まではな

それを証明してから俺は…

賭郎立会人への道を進む

 

 

その時も、現在も、門倉さんは強かった。昔は右だけど現在は左で殴ってますね。一撃。

人生であれが…  最初で最後やったわ

ワシがトサカを整え直したのはのぉ〜〜

お前と最初にやり合ったあの時が最後や…

もうお前では髪一つ乱す事はできんわ

 

 

貘さんが酸素欠乏状態になった部屋の扉を開ける事を知った門倉さんは、立会人としての責任感からその場所へ急ぐ。迷宮の扉は、ターン中のプレイヤーの居る部屋のロックされた扉以外は、賭郎の兵が立ち入れるように常に開いているようです。

 

この辺からはミスリードの嵐で、本っ当に面白いんですが、前のページとか戻りながら読まないとわからなくなっちゃって大変!でもとても面白い。この展開は素晴らしい。面白い。

 

第135話の扉、貘さんの服の趣味の悪さが過去最高では?どこで仕立てたの?というような柄のスーツにまたどこで買ったの?という柄のコート…白い革靴。貘さんの服への[悪趣味]は褒め言葉

 

酸素欠乏のDEAD ROOMになっていたのはC2。貘さんのルートはD1→C1→C2→D2→D3…。酸素の状態を戻すには、最低2つ、3つは扉を開かなくてはならない。酸素欠乏状態の貘さんが移動できるのは進んだとしてせいぜいD2(=1枚しか新しい扉を開けない)、と門倉さんは予想しますが…

あれ?  門倉さん…じゃない  あれあれ?

フゥ〜…と言いつつすんなりD3へ入室してきた貘さん。???が頭いっぱいの門倉さん。

 

貘さんの種明かし。C1に入室した貘さんは、その時開いた扉に紙束を噛ませて、扉を少し開いた状態にしていた。(ターン中のプレイヤーの居る部屋のロックされた扉以外はすべてロックが解除されている)気圧の逃げ道が出来ていた為、C2に入った時すでに、酸素不足の状態は1/3に緩和されていたと。普通の人なら大したダメージはない状態。

であるにも関わらず聞こえてくるのは貘様の惨憺たるものだった模様…

それはもう非道いものでした

どうやら自分が思っている以上にか弱いお体をお持ちのようですね(にこっ)

? は?  何の事やら…………」と誤魔化す貘様も可愛らしいことです。

そんなか弱いお体をお持ちの貘様、また目眩が…と言って門倉さんに扉を開けるよう要求。「ちょっとあの扉を開けてもらってもいいかな」。

 

その後、移動してきた天真と遭遇した貘さん。

勝たないね…  あんたは俺に勝たない…

最少MPを提示してわざと負けてくれるんじゃないかな〜〜

だってさー そうでしょ?  あんたはエリート

この勝負で俺に勝ち  Mタイムで俺を痛めつける?殺す?

無い無い  エリートはそんな事しない…  

エリートの指は…  命に触れない

この後の心理合戦はちゃんと読まないと理解出来なかった!何回も前のページに戻り、咀嚼し反芻し…難しい!でも面白い!隣の部屋・D4にマルコ(1MP所持)が居る事もわかりました。つまり天真は1MPは持ってD4に移動しなければマルコに殺される。天真は現在30MP持っているので、29MPが提示できる最大。そして天真は貘さんのMPが28なので勝てる、と思っている。

なのでMタイムで貘さんを蹂躙する準備をする。貘さんが賭郎の黒服とワイシャツを交換しただろう!と訴えた。貘さんの提案で「天真と箕輪は賭郎の衣服に触れてはならない」というルールが決まった為、Mタイムで貘さんを殴ろうとすればそれを主張して逃れようとするだろうと予想した天真。(顔だけ殴ればいいじゃんと思うが)

実際貘さんはワイシャツを黒服と交換していた(なぜか最初からすごくダボダボしたのを着ていてヒョロく見えるな〜とは思っていたけど、ここで生きてくるとは)。天真はこんなのは公正じゃあない、提示はその触れてはいけない衣服を脱がせてからにしろ!と。作中で貘さんの上半身裸は見てみたいけど。

門倉さんは天真の心配するようなことは一切認めないと告げる。

 

門倉さんのモノローグ

これだけは確かだ…

嘘喰いが総MPを吐き出しても…

上回らない…  天真の総MPを…

如何にして勝つ…  嘘喰い

これに騙された!!!だってこれ、天真のMPの方が貘さんのMPより多い、と思うじゃない!実際は所持MPは同数。MP合戦の勝者は貘さん。

ほら  やっぱり  負けてくれた

 

 

びびびびん  がたまらないんですが

さぁ〜て  覚悟してよ

俺ってさ…  本当  自分でも嫌気がするくらい…

根に持つタイプなんでね

貘さんが「自分でも嫌気がする」って言うとこにすごくグッとくる。あーそう言う風に思う心があるのかな〜って。

おめでとうさん

って言うのも好き。

 

なぜ貘さんは30MP持っていたのか。貘さんのルートからして、D3に居たということは28MPしか持っていないはずだった。じゃあ、なぜ…?ってことなんですけど、これもまた私、門倉さんに騙された!

門倉さんに貘さんが「ちょっとあの扉を開けてもらってもいいかな」と開けてもらった際、門倉さんは「法則に従うとここが自分のルートでない事は嘘喰いは知っているはず」と言っていて、貘さんは門倉さんと同時に真向かいの扉を開けたので、私はてっきり門倉さんは正面の扉を開けたと思ったのです(貘さんは来た道を戻る扉を開けたのだと思った)。

実際は右手(D3→E3)の扉を開けてたんですね。で、貘さんはD3→C3の扉を新しく開いていた。(ここで29MP)このとき貘さんのターン中だったことを忘れていたよ。

そしてC3から考えられるルートが2つに別れていて、正しい方を選べばもうノーミスでゴールまで行けるという状況。C3→C2への扉を貘さんは選ぶが、C2で酷い目にあった貘さん。「トラウマになってどうもあそこに手をかけるのが怖いんだ」と門倉さんに開けてくれるよう頼む。「そんなタマですか?」と言われてますが。

一応門倉さんが開けてくれるものの、本来のルールとは違うので、その扉が正解だったとしても、貘さんのターンはD3で終わり、ということで手を打つ2人。結局C2への扉は正解で、30MPを持ってD3に留まった。という経緯があったわけです。説明がながーい!

 

天真の共感覚についての種明かし。天真は音を色分けしていた。私にはそういうの一切無いので分かりませんが。絶対音感とかもそうだけどこういうの、普通に生活してたら大変だよなー。ノイズばっかり頭に入ってくるみたい。

そして天真と箕輪はパイプを通じてモールスで会話をしていた。ゲーム前、天真が箕輪に何かボソッと言って箕輪が「へぇ…一通りは…」と呟いていたのはこのことだった。

モールスと、音の色分けによって、各プレイヤーの位置・ルートを天真は知ることが出来た。ルートを知れたということは、Blackの法則に気がつくのもすぐ。

そして貘さんの武器は、F3のパイプに隠していた携帯電話のボイスレコーダー。その時点までの天真と箕輪の会話は全て録音され貘さんは聞くことができた。貘さんのような人なら当然だと思えるが、モールス解読できるって凄いね。

「知ってて当然だったんだ」のコマの貘さんの妖艶さったらない!目が見えてないのにめちゃくちゃかっこいい…。

機会とは…

それを生かせる者の頭上にのみ乱舞する

 

 

貘さんは一体何手先まで読んでるんだ。

恐ろしい男。読みが鋭すぎる!!

という事をひたすら門倉さんが解説してくださいました。もうここら辺は「はあ〜」と感嘆の声しか出なかった。

 

雪井出父と天真の関係について。天真が本当最悪だ。クズだ。エリートだけどクズだ。もう雪井出父がかわいそう。ひいては薫君がかわいそう。悲しい。薫君、可愛かったのに…。

れろれろれろれろ…

あの時と雪井出父と同じく這いつくばって靴を舐める天真…クズだ…。マルコが近づいてくると思い、必死に止めてくれるよう懇願する天真。が、そこに入って来たのは(ワクワクしながら)頬を赤くした門倉さん…。門倉さん、あんた、見たかっただけだね…。不謹慎な表情出てるよ!

 

移動した貘さんは…マルコと同じ部屋へ。ゴールまでは一本道なのは確定している為、マルコとMP合戦をこなせばその後はゴールまでそのまま。のはずだったが…マルコ…………( ;  ; )

脈と鼓動を確認して、鬼の形相で蘇生措置を行う貘さん( ;  ; ) 時間が無いのに( ;  ; ) 先を進めばゴールなのに( ;  ; ) 泣けてしまう、このシーン。。

 

天真の部屋へ箕輪が入室。ということは… 貘さんはやっぱりマルコの部屋から動いていなかった。そのまま勝つことを放棄してもマルコを救いたかった。ああーーーー、貘さん( ;  ; ) マルコ( ;  ; )

 

 

オマケの「異形賭博者 嘘喰い」では嘘喰いの意外とイイ身体が。

この作品の時は体弱い設定あったのかな。無かったのかな。